基本理念

運命の出会いに感謝を込めて
愛する郷土の発展を希求し
宇都宮の未来を照らす人材の創出

スローガン

基本方針

1.多様な同志と運命の出会いがもたらす運動の促進
2.過去に感謝し未来を照らす人材の創出
3.まちの活気を取り戻し未来を見据えた愛する郷土の実現
4.こころからの感謝御礼による信頼関係の強化
5.10年後の未来を見据え誰もが活躍できるカッコイイ組織の確立

理事長所信

出会いに偶然なんてない
我々は、運命に引き寄せられ
青年会議所に出会ったのだ

【はじめに】
青年会議所に出会う前の私は、自分のことばかり考える人間だった。自分の家族、自分の会社が良ければそれで良い。それが、最高の人生だと考えていた。自分の住んでいるまちについて考えたことの無かった私にとって、会社の役職や社会的地位も関係なく、地域 社会の課題解決のために、同じ志を持ち、本気で意見をぶつけ合い、ともに汗を流し、時には励まし合いながら、まちの未来を考え行動するJAYCEEは、とても新鮮でかっこよく映った。向き合えば向き合うほど、青年会議所の魅力を知った私は、まだ見たことのない魅力を強く追い求めるようになった。そして私は、青年会議所の最大の魅力を見つけた。それは、目指すべき未来をともに描き、運動をともに起こす沢山の同志が日本、また世界中にできるということだった。
いつしか私は、青年会議所で出会った同志とともに、先達から受け継いできた青年会議所をより良い組織にすると同時に、私たちを育ててくれた、地域社会に感謝を込めて恩 返しをしていきたいと考えるようになった。青年会議所としての恩返しとは、自らのまちを「より明るい地域社会」にすることである。
私にとって青年会議所は学び舎である。私は、与えられた役職や担いに真っ向から立ち向かい、一人で進めないときは、常に仲間に頼った。もちろん、仲間が困っている時は、全力で寄り添い、助け合ってきた。「人」と言う字は、一人が一人を支えると書く。私はまさにその通りだと、この学び舎に入会して改めて感じた。
青年会議所に出会ったのは偶然ではなく必然だった。私たちを育ててくれた地域に恩返しのできる機会を与えてくれたのだから。運命に引き寄せられ青年会議所に出会った同志とともに、育ててもらった地域に、感謝を込めて恩返しをしたい。

【過去に感謝 現在に挑み 未来に御礼】
2019年に発生した新型コロナウイルス感染症は、たった数ヶ月で世界各国に広がり、日本においても当たり前だった生活は一変した。新型コロナウイルス感染症は恐怖をもたらしている反面、キャッシュレスやリモートワークなど日本人の多くが躊躇していたデジタル化が進むきっかけにもなった。現在では、ワクチン接種の拡大など、徐々にコロナ禍の終息に向けて各国で対策を進めているが、以前の生活様式に戻ることはない。であるならば、新型コロナウイルス感染症がもたらした新しい生活様式を活かし、未来の可能性を新たな価値観で見出す必要がある。新型コロナウイルス感染症による世界の死者数は、2021年10月で約490万人と発表されているが、第二次世界大戦での死者数は日本だけで約310万人にも上る。この数を見れば、如何に第二次世界大戦が悲惨な状況だったかは一目瞭然である。現在、当たり前にある平和な日常は、先人たちの犠牲により成り立っている。絶対に犯してはならない過去の過ちを繰り返さないためにも、時代とともに薄れていく記憶を、明るい豊かな社会の実現に向けて未来に継承しなければならない。

【愛する郷土の発展に向けて】
宇都宮市では、人口減少、少子・超高齢社会の進行や人口の東京圏への一極集中に対応するため、2017年に「人口ビジョン」を策定し、以来さまざまな施策に取り組んできたものの、2018年の人口52万人から2030年には50万人を下回ると試算されている。このままでは少子・超高齢化に伴う人口構造の変化が進み、労働力をはじめ様々な分野での担い手不足や、中心市街地における空洞化など地域経済の縮小、移動に困難を抱える市民が増加するなどの生活利便性の低下が懸念される。しかしながら、デジタル化が進展するなど新しい生活様式に変化している中、まずはこのまちで住み暮らす我々が、宇都宮市の描くスーパースマートシティ構想を理解した上で、新たな視点から課題を抽出し、我々にしかできない課題解決への道筋と未来の可能性を示すことが重要である。一方では、宇都宮青年会議所が推進しているSDGsの目標である「誰一人取り残さない社会」の実現も忘れてはならない。性別、年齢、環境を問わず人やまちが結ばれる方法も同時に考え、我々が、愛する郷土の発展に向けて導く存在になることができれば、宇都宮の未来はさらに明るく照らされる。

【感恩報謝~感謝を込めて「ありがとう」を伝えよう~】
青年会議所の三信条の一つに世界との友情がある。我々宇都宮青年会議所は1997年に「JCIホノルルチャイニーズ」と姉妹JCの締結をし、交流事業やクリスマスカードの交換などで交流を図ってきた。また、友好LOMである福島県の「JCIだて」とは、災害協定を結んで情報交換を続けてきた。関係する多くのLOMの皆様に感謝を伝え、友情関係をより強固なものにできれば、様々な見識が深まり我々の運動はさらに加速する。また、我々を青年会議所に送り出し、すぐ側で見守り支えてきてくれた家族がいることを忘れてはならない。私たちがどのように地域社会の課題解決に向き合い、明るい豊かな社会の実現に向けて、青年会議所運動を行っているかを知ってもらい、家族の理解がまちづくりの一助となっていることを、衷心から感謝の言葉とともに伝えたい。明日は当たり前にくるのだろうか。今日当たり前にいるあのひとは、明日も居てくれるのだろうか。私はそうは思わない。愛を伝えるのは今しかできない。

【支えてもらった全国大会】
我々宇都宮青年会議所は、1994年から宇都宮で開催される全国大会を目指し、27年間全力で邁進してきた。歴史を紡いできた先達をはじめ、各地青年会議所の同志、行政、関係諸団体など多くの方々にご尽力をいただき、全国大会開催が実現した。全国大会が終わった今、改めて邁進してきた歩みを振り返り、本年開催される日本JCじゃがいもクラブ東日本地区大会など様々な機会を通じて感謝を伝えたい。また、本年開催される第71回全国大会おおいた大会の成功によって、第70回全国大会とちぎ宇都宮大会は集大成を迎えることになる。主管を経験したLOMとして、開催地大分の魅力を調査した上で全国大会に参加することで、これまでの全国大会主管LOMから引き継がれてきた想いを見届け、全国大会の検証が行われる5年後に向け、まずは、全国大会が開催されたこの1年の宇都宮のまちへの影響を検証したい。我々が開催理念として掲げた「共生の精神に基づく持続可能なまちづくり」をさらに加速させ、これからの宇都宮青年会議所の新しい姿を示していきたい。

【未来の同志に衷心からの敬意と感謝を込めて、明るい未来を描いていこう】
世界各国で拡大する格差は、戦後の高度経済成長などを経て発展してきたわが国でも例外ではなく、1990年代のバブル崩壊とともに陥った不景気が、今も続く格差社会のきっかけとなった。宇都宮市でも金銭的な要因などの「経済的貧困」にある子どもの割合は約8人に1人、また、教育や経験、人とのつながりに恵まれていない状態にある「関係性の貧困」にある子どもの割合も約3人に1人であるとの統計が示された。この「関係性の貧困」にある子どもは自分に自信がない、将来に希望が持てないなど、後ろ向きな思考になりやすい傾向があるといわれている。子どもたちは、国、そして我々が住み暮らす地域の宝であり、この宇都宮を支える未来の同志でもある。私たち大人は、誰にも相談できずに悩んでいる子がいるという現実を受け止め、全ての子どもたちが夢と希望をもって明るい未来を描ける環境を確保する責任があるのではないか。また、今年度第40回の節目を迎える「わんぱく相撲うつのみや場所」は、例年多くの子どもたちが参加し、地域の大人たちと触れ合いながら礼儀・礼節を学び、努力することや相手を思いやる心を養う場となっている。人とのつながりの重要性を理解し、勝ち負けだけではなく、他者を重んじる感謝の心が醸成される生涯の糧になる機会を提供したい。

【まちの活気を取り戻す契機】
宇都宮青年会議所の創立10周年を記念して開催されたふるさと宮まつりは、本年で47回目を迎え、宇都宮のなくてはならない夏の風物詩として親しまれている。しかしながら、昨年、一昨年はコロナ禍で通常開催することが叶わず、開催理念である「であいとふれあいの広場」の機会が減っている。今年度は宮まつりがまちの活気を取り戻す契機となるよう、開催に向け改めて行政や各種団体との連携が必要である。また、宮まつりを実行する我々は、この2年間で通常開催を経験したことがないメンバーが増えたこともあり、過去46回安心安全に実施されてきた責任と誇りを改めて自覚し、参加者のこころに一生残る宮まつりを開催しなければならない。そして、50回目の節目が近づく中、行政、関係諸団体と今後50年続けられる宮まつりの可能性を見出していきたい。

【同志との一期一会】
青年会議所の魅力の一つに、出向という素晴らしい成長の機会がある。世界組織である青年会議所には、世界に約15万人、日本においては約3万人の同志が存在する。出向することで各地域の課題解決のため活躍する多様な価値観の同志と出会い、意見を交わすことで得た様々な学びや気付きによって、自らの住み暮らすまちの魅力や課題を新たな視点でみることができる。JCI、日本青年会議所本会、関東地区協議会、栃木ブロック協議会への出向といった青年会議所でしかできない機会を活用し、個人の成長と貴重な経験をLOMに持ち帰ることで、我々の地域における運動の促進を図っていきたい。

【会員拡大と組織確立】
会員拡大は、身近なところから理解を拡げ、同志を増やす運動である。一人でも多くの同志が増えれば、明るい豊かな社会の実現に向け、まちづくりに真剣に向き合う幅広い意見や考えが生まれ、運動を加速することができる。そのためには、誰もが活躍できる青年会議所を目指し、時代にあった拡大方法を見出していかなければ、今後衰退していくことは言うまでもない。会員拡大を行うには何が必要か、組織確立拡大会議により明確な目標を定め、組織一体で会員拡大を推進していく必要がある。また、入会がゴールではなく、組織や地域を担うリーダーへの育成も重要である。JAYCEEとしての心構えを学び、礎とし、組織を担う人財へと成長することで地域社会の発展に繋げていきたい。

【10年後の未来】
宇都宮青年会議所が2011年に公益社団法人に移行してから10年が経過し、これまで公益性の高い様々な事業を積み重ねることで市民から信頼を得てきた。まちや人を成長させる運動を展開することはこれからも変わらないが、地域のリーダーとしてメンバー全員のさらなる成長につながり、これまで以上に明るい未来を創る運動を実現するために、誰もが活躍できる組織の在り方を考え、宇都宮青年会議所の存在意義を高めていきたい。また、これまでの運動はもちろんのこと、第70回全国大会とちぎ宇都宮大会が実現できたことは、行政や関係諸団体のご支援によるということも忘れてはならない。我々が全国大会で思い描いたまちの発展を必ず実現させるという意気込みと感謝を伝え、受けた期待に応えることでこれまで以上の絆を構築していきたい。そして、先達が積み上げてきた信頼と信用で成り立つ我々は、組織の持続的な発展のため、定款や諸規程、マニュアルなども時代の変化に応じ未来を見据えた形へと見直す必要がある。組織の弱体化は、妥協やマンネリそして準備不足から始まる。各種会議や総会にて厳格さを守りつつも、柔軟な発想で常に進化させ、組織としての高みを求め続けていきたい。我々は青年としてより一層、品格あるカッコイイ組織を目指すべきである。

【結びに】
人は人でしか磨かれない

人が生きるにあたり、義理と人情は必要不可欠だと考える。青年会議所としての義理とは、自身の成長を求め、同志の成長を支える道であり、人情とは、我々の熱い想いを運動に乗せ、人の心を動かす道のことである。私は、青年会議所に入会して確信した。我々は、宿命に生まれ、偶然ではなく、必然的に出会い、自身が、青年会議所を必要としたことで、運命に挑むという成長の機会を得ることができた。偶然ではない、必然の出会いに感謝し、明るい豊かな社会を実現するために、我々の使命を全うする必要がある。我々の生活規範である、個人の修練、社会への奉 仕、世界との友情を常に心に刻み、この三信条を極めることができれば、宇都宮の未来は更に明るく照らされる。

世の中は今、未曾有の危機からの再建を求めている。我々は日本国における青年が起こした奇跡の時代に立ち戻り、誰からも求められる、確たる使命を果たす必要があるのではないか。「新日本の再建はやはり我々青年の仕事である」

宿命に生まれ 運命に挑み 使命に燃える
カッコイイJAYCEEであるために・・・

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